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2024年02月14日 [主宰・藤田真理の美術情報]
2024.2.14. みんなのアクリル画ーアクリル絵具の課題 NO.78
前回は、アクリル絵の特徴の1つである耐水性のなぜを取り上げました。私の体験記も書くことができて
とても嬉しく思います。
さて、今回は「アクリル絵具の課題」です。
🌸❶乾燥後に痩せる 🌸❷乾燥後に色が沈む。 🌸❸寒さに弱いの3つがあげられます。
🎨❶乾燥後に痩せるのは、アクリル絵具のみならず水彩絵具も、水溶性の絵具はすべて蒸発型の乾燥をするからです。
水分が蒸発する分だけ堆積は目減りします。盛り上げようのジェルやメディウムを使っても多少の目減りがあります。
モデリングメディウムで下地を盛り上げることもできます。
※これに引き換え、油絵の具の乾き方は酸素を吸収してゆっくりと乾燥します。なので絵具の量は書いた時のまま
です。ほぼ保たれているのでナイフでのタッチが残されます。
🎨❷乾燥後に色がしずむ傾向があります。以前記載済と思いますが、アクリル画の課題の1つです。
アクリル樹脂は濡れているときは乳白色をしていますが水分が支持体に吸収されることや蒸発することで
乾くと透明になる性質を持っています。そのため乾くと色が沈みます。
🎨❸アクリル絵の具の3つの課題のうちの1つに挙げられるのは、寒さに弱い性質を持っていることです。
厳冬に弱いアクリル絵具は4度C以下の低温になると造膜ができなくなり、接着力も弱くなるという性質があり
ます。陶器には、野外での使用は避けた方が良いです。
今回は、乾燥後に痩せる、色が沈む、寒さに弱いを課題としてとり上げてみました。
新しく開発されたり、改良されたりして乗り越えていくに違いありません。
アクリル画はたくさんの可能性を秘めています。表現方法にも圧倒されます。
課題こそあれ、魅力満載のアクリル画を試してみましょう。
如何でしたか?次回もお楽しみください。
とても嬉しく思います。
さて、今回は「アクリル絵具の課題」です。
🌸❶乾燥後に痩せる 🌸❷乾燥後に色が沈む。 🌸❸寒さに弱いの3つがあげられます。
🎨❶乾燥後に痩せるのは、アクリル絵具のみならず水彩絵具も、水溶性の絵具はすべて蒸発型の乾燥をするからです。
水分が蒸発する分だけ堆積は目減りします。盛り上げようのジェルやメディウムを使っても多少の目減りがあります。
モデリングメディウムで下地を盛り上げることもできます。
※これに引き換え、油絵の具の乾き方は酸素を吸収してゆっくりと乾燥します。なので絵具の量は書いた時のまま
です。ほぼ保たれているのでナイフでのタッチが残されます。
🎨❷乾燥後に色がしずむ傾向があります。以前記載済と思いますが、アクリル画の課題の1つです。
アクリル樹脂は濡れているときは乳白色をしていますが水分が支持体に吸収されることや蒸発することで
乾くと透明になる性質を持っています。そのため乾くと色が沈みます。
🎨❸アクリル絵の具の3つの課題のうちの1つに挙げられるのは、寒さに弱い性質を持っていることです。
厳冬に弱いアクリル絵具は4度C以下の低温になると造膜ができなくなり、接着力も弱くなるという性質があり
ます。陶器には、野外での使用は避けた方が良いです。
今回は、乾燥後に痩せる、色が沈む、寒さに弱いを課題としてとり上げてみました。
新しく開発されたり、改良されたりして乗り越えていくに違いありません。
アクリル画はたくさんの可能性を秘めています。表現方法にも圧倒されます。
課題こそあれ、魅力満載のアクリル画を試してみましょう。
如何でしたか?次回もお楽しみください。