ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.5.20.楽しい透明水彩画ー描き方テクニック・グリザイユ、カマイユ技法。 NO.171

🎨✨【前回】は透明水彩で偶然の特殊効果として、クレヨン使用や、
筆を振るなどをマスターしました。

🎨✨【今回】は透明水彩の描き方テクニックの、
【グリザイユ】と【カマイユ】技法を取り上げます。

✨【グリザイユ】とは、絵画でも1色の濃淡だけで描かれたモノクロ絵画のことです。
フランス語で、灰色(gris)という意味です。
✨【グリザイユ画技法】とは、油絵の伝統的な下絵の描き方です。
薄い灰色から、黒の無彩単色で描いた後から、色を付ける技法のことです。

✨水彩画の表現では、陰影が物の立体感をもたらします。
✨この陰影の自然なつけ方は、光の道筋を理解できないと問題点となります。
✨明るい部分を際立たせるために陰影をつけます。
  🎈❶陰影から先に塗るやり方
  🎈❷陰影は最後、又は少しずつつけていくやり方。

✨透明水彩は、明るい色の調和を大切にします。なので、❷のようにまずは
明るい色で塗り少しずつ陰影をつけていく塗り方です。

※質感や立体感にこだわれば陰影を先に描くやりかたも、ありです。

※モノクロ写真の仕上がりを目指します。【グリザイユ】技法です。
※茶系の単色の場合は、【カマイユ】技法です。
※モチーフに合う色で応用できます。

✨光の当たったまぶしい部分は、紙の白色のままにします。
✨光の届かないところは黒っぽく見えて、明度は白、灰色、黒のグラデーション
で表現できます。立体感を表現!

🎯透明水彩は絵具の透明度が大きな特徴です。
この透明度を生かして、グリザイユ技法と組み合わせて、色彩豊かな立体的
な絵を描くことができます。

❶グリザイユ技法で、1色だけで立体的な絵を描きます。
❷完全に乾かします。
❸透明水彩絵の具で淡い色彩を上から、さらりと塗るだけでも、
グリザイユの立体感と透明感のある明るい色調が表現できます。

✨完全に乾かしながら色を重ねて行きますが、濁らないように気をつけます。
✨重ね塗りに耐える紙を使用します。ARCHESは、一押しです。
✨最後に陰影を塗ります。

※黒を使うより、モチーフのメインの色と絵の中にある色で離れた色相の2色の混色
で影を作った方が、絵になじみます。

※グリザイユ技法以外では、鮮やかな色彩の濃淡で、陰影を表現することもできます。

如何ですか?
これまでは、基礎的な事柄をマスターしてきました。
透明水彩に慣れてきた今、グリザイユ技法とカマイユ技法は、
ここで、しっかりとマスターしておきましょう。

次回もお楽しみに!  (*^-^*)😊😊😊✨

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