ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.2.11.みんなのアクリル画−アクリル絵具の混色 NO.72

前回は、アクリル絵の具がどのようにして作られているのかでした。顔料と、展色剤と、補助剤からなります。
成り立ちを理解出来たら、試せば試す程たくさんの表現が実現できます。この様にアクリル絵の具は無限の可能性を秘めています。

今回は、アクリル絵の具の混色についてです。色のバリエーションを作るには
🎨均一に混ぜます。パレットに色を作り画面上に置いていきます。
落ち着いた柔らかな感じになります。

🎨さっと混ぜます。パレットや画面上で混ぜながら描いていきます。
画面上で元の色が分からないくらいに混ぜます。タッチが出せて力強い絵になります。

🎨重色します。下の色が乾いてから、重色効果を考えて次の色を重ねていきます。
下の色が乾いてから上の色が水をたくさん含んでいても平気です。明るい色を先に置くと重色がきれいです。

※色の3原色は赤、黄、青です。中間色の緑や紫や茶系と白と黒があればたくさんの色が作れます。色数が増えれば絵
に奥行と広がりがでてきて豊かな味わいが出せます。絵具を増やすのは、まず基本の混色を熟知してからでも遅くありません。

※油絵の具には混色すると変色するので避けたい場合がありますが、アクリル絵の具にはそれがありません。自由に混色
できます。自由に混色できますがたくさんの色を重ねれば重ねるほど色が鈍くなって無彩色に近ずきます。混色は3色あたり
までだと美しい色味が出せます。

※ジェッソを絵具の白色として使えます。ジェッソは、もともと地塗り用で堅牢ですが、色として使用できるのは、意外で
ご存知無い方がいらっしゃるかもしれません。
  ・水彩絵の具で白を混ぜたら不透明になります。しかしアクリル絵の具の白は透明感があります。
  ・不透明な淡い色調を描きたいときは、ジェッソを白の代わりに使用できます。
  ・ジェッソは凸凹を作りやすいです。これを利用して凸部分にだけ色を載せると微妙なマチエールを作ることができます。

アクリル絵の具は、油絵の具と違って自由に混色できます。混色しすぎると色が鈍くなります。まず、試してみましょう。
ジェッソは地塗りのみならず、絵具の白色としても使用できます。

次回もお楽しみください。 (*^-^*)😊😊😊

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