ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.2.7 みんなのアクリル画−アクリル絵の具は水で溶く。NO62

アクリル絵の具はここ数十年前から普及してきた新しい絵の具です。その歴史はまだ浅いです。

🎨絵具は水で溶かせます。
point❶水で、溶かさないで、そのまま使います。
point❷少な目の水で、溶きます。
point❸たっぷりの水で溶きます。
水で溶かす性質以外にもたくさんの利点があります。

・早く乾きます。(季節や温度などの条件で変わってきますが、1時間くらい)
・何の上でも描けます。紙、キャンバス、木、金属、鏡、カバン、布、他多数
・金、銀、蛍光色、メタリック色、などこれまでにない新色があります。色数も100色以上あります。

🎨アクリル絵の具を水で溶くときに、その水の量によっていろんな画法で描くことができます。

●淡彩風に描けます。(ごく薄く溶いたアクリル絵の具を使うと、鉛筆の線が生きてきます。)
※アクリル絵の具はいったん乾くと水に溶けません。濃すぎても薄くできません。なので淡い感じで
描いていき、少しずつ濃くしていきます。

●透明水彩風に描けます。(光の当たったところは、白い紙の色を残します。)
※アクリル絵の具に少し水を加えて淡い色の重なりを生かしながら、描いていきます。
 ハイライトには白色を使わずに紙の白さを生かします。

●厚塗りで不透明水彩風に描けます。(水で溶かさずに描くとタッチとボリュームを出せます。)
※水で薄めずに描きます。下の色が透けません。ガッシュ(不透明水彩)を使用したように描けます。
タッチも出せます。

●油絵風にも描けます。厚塗りを何回も重ねるとタッチも出せて、あたかも油絵のように描けます。
  (厚塗り用の下地メディウムがあります。)
※ただし紙の上の上に描いた場合は紙がたわんだ時に、絵ずらが割れることがあります。
  紙を使用した場合に油絵風はお勧めできません。キャンバスに描くようにしましょう。
※特に近年は油絵とアクリル画との区別が一見しただけではつきにくくなる程です。

如何でしたでしょうか?
アクリル絵の具は水で溶けて、【淡彩風】、【透明水彩風】、【不透明水彩風】(ガッシュ)※小学校で使用した絵の具です。
【油絵風】と多種多様の表現ができます。それぞれの絵具をそろえると絵具のセットがたくさんになってしまいます。
アクリル絵の具であればこれだけで済みます。なので、私が高等学校で教えていた時は、アクリル絵の具一択でした。其の上、
水で溶かせるというのが、手軽で、油彩画と違い汚れも少なくて済みました。1,2年生の自由選択の授業ですが、デザインにも使えて重宝しました。

この様にアクリルは多種多様な絵具です。其の上ほぼ無臭です。
ただしアクリル画の大作でアクリル絵の具を大量に使用した画家で、アクリルアレルギーになってしまった方がいます。
無臭なのでつい忘れがちな換気をしましょう。

アクリル絵の具は水で溶ける大変、手軽な絵具です。

では、次回もお楽しみに! (*^-^*)😊😊😊



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