ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.2.4. 憧れの油絵ー表面の艶にムラが! NO.50

前回は「油絵の描き途中で修正する」でした。
油絵を描くときは早く描きたくなって、手抜きしたくなるのがエスキースです。
しかし前々回に記した、エスキースを思いおこしてみてください。
静物画においては最初にモチーフをきめて、色の配置や構図を決めたらエスキースをきちんと書く
事をお勧めしました。基本的には、エスキース通りにかくのが、最短距離ですね。

さて、今回は「画面の艶にむらがでてきてどうしようか」です。
長期間にわたって描く時に起こります。こんな時には、ワニスを使いましょう!
ワニスには、用途によって様々な種類があります。🔰初心者には、制作途中でも使える
ルッ―セをお勧め致します。
ルツーセの原材料は天然樹脂のダンマル樹脂です。揮発性油で溶解させた溶液で使用されます。
又は合成樹脂を溶解させたものです。
確かに、艶のバラツキは、色の見え方に影響を与えてしまいます。
乾いた色と濡れた色では少しずつ変わる色があります。艶出しワニスは鮮やかに色を保つことができます。
艶のバラツキによって色の見え方が違ってしまった場合は制作途中用のルツーセを使いましょう。
ルツーセは画面全体に2,3、回塗ります。
柔らかい筆で薄く塗り重ねてください。はけを使っても良いでしょう。
ルツーセは艶と粘着性を与えて描きやすくなる画溶液です。

🌸結論
●油絵のルツーセの使い方は刷毛で支持体に塗るだけです。
●すでに制作していて乾いた絵に艶が亡くなった時や加筆するとき油絵具画はじく時に使います。
●画面に艶と粘着性を与え、色味が分かりやすくなり既存と表層の絵具の食いつきが良くなります。

如何でしたか?
ルツーセを使う前に、油絵を仕上げて欲しいものです。
でも病気をしたり人生何が起こるかわからないので、
途中で放置した絵はルツーセを使って、仕上ましょう!

では次回をお楽しみに!(*^-^*)😊😊😊

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