ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.2.2.憧れの油絵ー風景画【1】 no.45

前回は「人物画を描く」でした。
人物画は、これまでに掲載してきた事柄がすべて応用できます。
デッサン、混色、バック、光と影を意識して立体感を出す、などが詰め込まれています。
特に顔の混色は影の部分に反対色の青などを配色すると、より明るい部分との明暗がつけやすくなります。
そこにグラデーションを施すと丸みを帯びて立体感が出ます。顔、頭の、立体感や、体の立体感も
表現できます。

さて今回からは、「風景画を描く」です。
第1回目は、風景画を描くノウハウではなく総論あれこれです。

油絵で、素敵な風景画を描いて家に飾りたいと思われる方が多いのでは、ないでしょうか?
旅先で感動した風景、何気ない近所の街角、家の窓から見える外の景色など絵になります。
静物画のようにモチーフの設定の必要はありません。
油絵は仕上げるまでに時間がかかります。
ノウハウ❶油絵を仕上げるのは現場ではなくて、現場でスケッチをして写真を撮って帰って描く方法が一般的です。
ノウハウ❷現場主義は、風景画にしたい場所にイーゼルを立てて一気に描き上げます。

❶が一般的です。ユーチューブを見ていると自宅で写真を見ながら再現しています。
❷は向井順吉のように雪の中でもイーゼルを立てて、農村の原風景を感動的に一気にかきあげるやり方です。

❷の場合は現場に行く前に、地塗り、下塗りを済ませて乾かしてからであれば可能です。
どちらにしても、印象的な感動を風景画にすると言う点では同じです。
いろんな場所の風景がをたくさん描いてみましょう!

ここで西欧の風景画を振り返ってみましょう。
中世においては、人物画の背景として風景画は扱われてきました。
かの有名なモナ・リザでも背景に風景画扱われています。
風景だけ単体で大きく取り上げられてきたのはやはり印象派のあたりからです。
印象派以前は、飴色のどちらかと言うと茶色っぽい、黒っぽい油絵が多かったです。
まず写真が無い時代ですのでわかりやすく言うと、写真のように人物を描き写した感じの絵が多いです。

印象派あたりから戸外へ飛び出して明るい陽光を意識して、色も鮮やかになってきました。
写実的な風景が、さらに見方を変えてセザンヌのように単なる風景から、風景を抽象的にとらえました。
そして抽象画の全盛期を迎えます。その流れはキュビズムにまで発展していきました。
そして写実から多種多様な絵画表現が生まれました。

初心者がまず描き始める風景画は、目の前の風景を写実的によく見て描くことだと思います。
さあ、素敵な風景画を描きましょう。

次回は、素晴らしい風景画を描くためのノウハウやポイントについでです。

次回もお楽しみに! (*^-^*)😊😊😊





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