ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.2/1/憧れの油絵ー布を描く no.42

前回は、「かごを描く」でした。とても根気のいる作業です。しかし描き上げた時は
きっと富士山の登頂を成しえた、日本一の感動に似たものがあるのではないでしょうか?

さて、今回は「布を描く」です。
皆、必ず描く静物画に布はつきものです。
と言うことは、「布をかく」作業から避けて通ることはできないわけです。

これまでの金属、ガラス、木、と言った固い質感と違い柔らかさが求められます。
それでは、【柔らかい質感をどのようにしたら表現できるのでしょうか?】
これが今日のテーマとなってきます。

まず、布をどのような時に使用するか見ていきましょう。
🌸モチーフを置く前に机の上全体に垂らして敷きます。
🌸机の上にななめに敷きます。
🌸バック全体に布のカーテンのように持ってきます。
🌸バックの椅子の背もたれに流すように布を部分的に掛けます。
🌸モチーフの一部分を占めるように、ハンカチかスカーフのイメージの布を置きます。
(例)★かごの中、食べ物のそばにナプキンのように置きます。
    ( ※自画像や人物画を描くときに洋服の布を描きます。)
この様に布を描く機会が多いことでしょう。
布を描くポイントは、【ふわふわとした、柔らかい質感を】出すことです。
この柔らかい質感が布の大きな特徴です。

金属やガラス🌲木を描けるようになったと、思います。
これらは固い質感の表現を用いたことを思い起こしてください。

これで今日のテーマである【布の柔らか】さが、金属、ガラス、木と反対の表現であることに
気がつくはずです。では、早速反対の描き方に入っていきましょう。

🌸油絵の具を溶き油で伸ばして溶きます。柔らかい毛先の筆で描くと良いでしょう。
🌸穏やかなグラデーションを試みます。
🌸ハイライト入れますが、チタニウムホワイトのような強い白は、そぐわないです。
🌸チェックや花柄や各種模様がある布の場合は、まず地の布を描きます。
🌸その地の【布の油絵具が乾いてから】ここがポイントです。、その上に模様を描くと素晴らしく表現できます。
🌸模様を描くときは、油絵の具をうすめてよく溶いた絵具を使い、先のとがった筆を使用します。

🌸布に変化を加えるために、しわを作る場合もあります。
🌸しわは、丸みをおびていますので、丸く描く描き方と同様に光と影を意識してグラデーションで描きましょう。

以上を思い起こしながら布をかきましょう!

次回もお楽しみに❕❕ (*^-^*)😊😊😊



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