ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.1.31. 憧れの油絵ーかごを描く no.41

前回は、「木を描く」でした。
時として戸外で、木を描いてみるのも良いですね。風を感じて、
季節を感じ、草木の香りを感じます。又、木々のざわめきも聞こえてくることでしょう。
油絵を描くにあたり木々の葉の色相いの微妙さに驚き、幹の年輪を重ねたたくましさに驚き
しっかりと台地に根を張ったたくましさにも心動かされます。
実際に目で見て、耳で聞き匂いまで感じ取る自然の営みにあなたは、心奪われることでしょう!
この様に五感を刺激して十分な感覚に磨きをかけたならば、必ず素晴らしい絵がかけるでしょう!

今回は、かごを描くです。
油絵のモチーフに必ずと言って良い程、かごがモチーフの1つとして登場します。
例えば、フランスパンの入れ物が、かごであったりします。
鉢物のカバーとしても使われます。かごのバスケットの中に小花が入っていたり
かご単体で、モチーフとしてつかわれることもあります。

かごの網目はいろいろありますが、いずれにしても細かい作業です。
気合をいれて、描きましょう。とても時間がかかります。
かごを編むときのように描きましょう。
網目の1つ1つ描いていきます。その1つに立体感が感じられるように
描きます。描いた後で光の当たり具合をみます。そして今度は、その1つの
網目の真ん中が出てるようにするためにその両側に影を入れます。
初心の方には少し難しいかもしれません。その陰は、かごが乾いてから
おつゆ描きでよいです。

何事も訓練ですのでとりくみましょう!
point❶ 手前はしっかりと網目を1つ1つ描きます。
細筆を使います。濃い色で手前をはっきりさせます。
point❷ 奥の網目の陰影もは、薄く溶いた、油絵の具でサラリと書きます。
網目の陰影も薄く溶いて載せます。奥は弱く描くと言っても手を抜いては、いけません。
全体のバランスの中で、強弱を考えます。特に手前は、しっかりと描きましょう。
point❸ 網目が描き終わったら、手前に透ける色を描けて、色味をさらに強めます。
point❹ 仕上のハイライトも網目に沿って入れます。
※網目は、規則的ですが均一に描かないようにしましょう。
point ❺ 最後にハイライトを入れます。イエローオーカーにホワイトを入れてなじませます。

如何でしょうか?
とても手が込んでいます。それゆえに出来上がれば、見ごたえがあります。
網目ばかりに気をとらわれないで全体の形のデッサンの狂いが無いように
気をつけましょう。

それでは次回をお愉しみに! 😊😊😊


 

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