ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.1.31 憧れの油絵ーガラスを描く no.39

前回は、金属を描きました。
光と影、移り込む周りの物が大きなポイントでした。

今回はガラスを描いてみましょう。
ガラスは透明です。この透明感には独特なものがあります。
シャープな形のものが多いですが、金属とは、全く違います。
向こう側が透けて見えたりします。又光が通り抜ける様子も描きます。

ガラス事態は透明ですが、ガラスの色や厚さにより見え方が異なります。
この微妙な感じをしっかりと見て描きます。

このガラスの微妙な描き方はーーー【薄く溶いた絵具」ーーーが、鍵です。

この薄く溶いた油絵具を塗り重ねると、圧倒的な透明感が出ます。
タッチもガラスの面に沿って描きます。透明なガラスには、その形によって
輪郭線が弱く見えるところがあります。光や影によったりします。前後関係などを
よく見て描きましょう。

特によく描くガラスのモチーフを上げてみます。
🍷ワイングラス、 🍷ワインの瓶 🍷ビー玉 🍷花瓶 🍷コップ 🍷水指 🍷その他

🌸ビー玉はメインを支えるモチーフとしてよく描れています。特にその透明なガラスの中に
原色のねじれたような形が立体的に入っています。
なのでこれを描くのを難しいと思い、尻込みされる方もいらっしゃいます。
所が良く見て描くと意外と簡単です。
それには透明感を出すために、【物凄く良く溶いた油絵具】でサラリと描きます。
ここでもう1つ大切なことは、決して【描きすぎないこと】です。【ハイライト】をぴしっと決めます。
この3点をよく覚えて頂いたならば、ガラスを描くことは、楽勝です!

ここでも最も大切な【基本のデッサン】が物を言うことは、言うまでもありません。

🌸良く描かれるワイングラスは、描いたことがない人がいないくらいポピュラ―です。
どういうわけか油絵にワイングラスはマッチします。これにフランスパンや、ナイフや
ワインの瓶、洋梨など交えて、必ず描くモチーフです。
ワイングラスの透明感が描けると素晴らしい油絵になることは請け合いです。

🌸瓶やコップに水が入っているのも多いです。これらも前述の3点をしっかり
守りましょう。光の当たり具合によって、花の茎などが屈折することもあります。

よく見て描きましょう。

如何でしょうか?
思っていたよりも早く描けます。
ガラス類もたくさん描いてみましょう。

次回もお楽しみください。 😊😊😊


 

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