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2024年01月28日 [主宰・藤田真理の美術情報]
2024.1.28 憧れの油絵ーマチエールの工夫 no.34
前回は生き生きとした色合いについてでした。
絵を描き進めていくうちに、どうしても思いどおりの色相ではない
と感じてもどかしさを感じた時は、必ず1度立ち止まってください。
そして投げ出してはいけません。油絵具の乾くのを待ちます。
絵具が乾いた上ならば、ビビッドな色が乗ります。その色を大切にして描き進めましょう。
絵具が乾かないうちにこの濁ってしまった絵を何とかしようとして、又、描き進めてしまうと
もっと混色が進んで、余計に色が鈍くなってしまうのです。
ちょっとした知恵ですが、これに気が付かないと夢中になっても悪循環するだけです。
【絵具が乾くのを待つ】これを忘れないでください。
思い道理に描けるようになったら、今度は、普通の絵肌では、何か飽き足らなくなってくると思います。
そこでいろいろな絵肌の工夫が始まってきます。
マチエールは絵肌と言います。パレットナイフ、ティッシュ、様々な🖌筆を使って作ります。
絵具に砂などのマチエール材料を加えて混ぜることもあります。これはざらざらとしたマチエール
を作るためです。
形は同じでもマチエールに変化を加えることで、ぐっと違った感じになります。
絵から受ける印象が違ってくるわけです。
色、形の基本をマスターしたならばマチエールを工夫した質感表現に取り組んでみましょう。
一例をあげてみます。
point❶ 塗り重ねて作る壁のマチエール
point❷ パレットナイフで作る抵抗感のあるマチエール
point❸ 削って作るガラスのマチエール
等があげられます。具体的に見ていきましょう。
🌸スポンジ、網目、なわ、タイヤ、スタンプと言ったいろいろなものを
絵具をつけて、叩きつけます。
🌸筆による独特のタッチをつけていきます。
🌸ナイフを使い絵具を盛り上げていきます。
🌸固い毛の筆で、絵の具をこすりつけます。
🌸点描による表現を施します。
🌸おつゆ描きを次次と重ねていきます。
🌸パレットナイフによる表現で、盛る、削る、ひっかくなど試みます。
🌸シェルなどのような貝殻の粉末の凸凹の上に絵具を塗ります。
🌸このほかにも多種多様なマチエールを痛ることができます。
その人固有のカラーが絵に出てきたら、素晴らしいことです。
独特のマチエールや色の使い方、構成方法が他の人と違って、その絵を
見ただけでその人の絵とわかるようになったら優れた領域に入ってきています。
私事ですが、独特のマチエールを極めたいと以前掘り下げてみたことがありました。
ありとあらゆることは、すでに多くの画家によってなされていました。
そこで私は、考えました「。だれも無しえなかったことは何だろうか?」
来る日も来る日も挑戦し続けました。そしてついに
【私だけにしかできない、絵の具の粒による表現方法】を作り出しました。
つぶの大きさは自由自在に変化することができます。
アクリル絵の具によるエアブラシは、アクリル絵の具の粒を飛ばすことができますが
油絵の具の使用はできません。ところが私はついに発見しました。
そして、日本中の美術館でも見当たらないし、唯一無二のマチエールを生み出すことに成功しました。
この私のやり方であれば、油絵におけるぼかし画法も出来ます。
その上、一目見て「これはあの人の絵だ。」 とわかります。
私はこのマチエールを、すべての油彩画に取り入れています。
銀座で個展を何回も開催致しました。銀座の超有名画廊だったので美術館長さんや、美術評論家
の方などたくさんご高覧頂きました。中でも、某美大教授の先生が、「このやり方はどのようにしてやるの?」
と私に聞いてきました。私は、もちろん「いろんな方法があるかもしれませんね。」と返した記憶があります。
自分だけの独自のマチエール、各自、研究開発するのは、大変価値があります。
いかがでしょうか?
構図が取れて、色塗りに慣れてきたらこのようにマチエールに挑戦してみましょう。
では、次回をお愉しみに。 😊😊😊
絵を描き進めていくうちに、どうしても思いどおりの色相ではない
と感じてもどかしさを感じた時は、必ず1度立ち止まってください。
そして投げ出してはいけません。油絵具の乾くのを待ちます。
絵具が乾いた上ならば、ビビッドな色が乗ります。その色を大切にして描き進めましょう。
絵具が乾かないうちにこの濁ってしまった絵を何とかしようとして、又、描き進めてしまうと
もっと混色が進んで、余計に色が鈍くなってしまうのです。
ちょっとした知恵ですが、これに気が付かないと夢中になっても悪循環するだけです。
【絵具が乾くのを待つ】これを忘れないでください。
思い道理に描けるようになったら、今度は、普通の絵肌では、何か飽き足らなくなってくると思います。
そこでいろいろな絵肌の工夫が始まってきます。
マチエールは絵肌と言います。パレットナイフ、ティッシュ、様々な🖌筆を使って作ります。
絵具に砂などのマチエール材料を加えて混ぜることもあります。これはざらざらとしたマチエール
を作るためです。
形は同じでもマチエールに変化を加えることで、ぐっと違った感じになります。
絵から受ける印象が違ってくるわけです。
色、形の基本をマスターしたならばマチエールを工夫した質感表現に取り組んでみましょう。
一例をあげてみます。
point❶ 塗り重ねて作る壁のマチエール
point❷ パレットナイフで作る抵抗感のあるマチエール
point❸ 削って作るガラスのマチエール
等があげられます。具体的に見ていきましょう。
🌸スポンジ、網目、なわ、タイヤ、スタンプと言ったいろいろなものを
絵具をつけて、叩きつけます。
🌸筆による独特のタッチをつけていきます。
🌸ナイフを使い絵具を盛り上げていきます。
🌸固い毛の筆で、絵の具をこすりつけます。
🌸点描による表現を施します。
🌸おつゆ描きを次次と重ねていきます。
🌸パレットナイフによる表現で、盛る、削る、ひっかくなど試みます。
🌸シェルなどのような貝殻の粉末の凸凹の上に絵具を塗ります。
🌸このほかにも多種多様なマチエールを痛ることができます。
その人固有のカラーが絵に出てきたら、素晴らしいことです。
独特のマチエールや色の使い方、構成方法が他の人と違って、その絵を
見ただけでその人の絵とわかるようになったら優れた領域に入ってきています。
私事ですが、独特のマチエールを極めたいと以前掘り下げてみたことがありました。
ありとあらゆることは、すでに多くの画家によってなされていました。
そこで私は、考えました「。だれも無しえなかったことは何だろうか?」
来る日も来る日も挑戦し続けました。そしてついに
【私だけにしかできない、絵の具の粒による表現方法】を作り出しました。
つぶの大きさは自由自在に変化することができます。
アクリル絵の具によるエアブラシは、アクリル絵の具の粒を飛ばすことができますが
油絵の具の使用はできません。ところが私はついに発見しました。
そして、日本中の美術館でも見当たらないし、唯一無二のマチエールを生み出すことに成功しました。
この私のやり方であれば、油絵におけるぼかし画法も出来ます。
その上、一目見て「これはあの人の絵だ。」 とわかります。
私はこのマチエールを、すべての油彩画に取り入れています。
銀座で個展を何回も開催致しました。銀座の超有名画廊だったので美術館長さんや、美術評論家
の方などたくさんご高覧頂きました。中でも、某美大教授の先生が、「このやり方はどのようにしてやるの?」
と私に聞いてきました。私は、もちろん「いろんな方法があるかもしれませんね。」と返した記憶があります。
自分だけの独自のマチエール、各自、研究開発するのは、大変価値があります。
いかがでしょうか?
構図が取れて、色塗りに慣れてきたらこのようにマチエールに挑戦してみましょう。
では、次回をお愉しみに。 😊😊😊