ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.1.26 憧れの油絵−下塗りの、きも no、30

前回は溶き油についてでした。
油絵を描くときには必ず溶き油を使いますので、忘れないようにしましょう。

今回は、地塗りの後の、下塗りについてです。

🎨「下塗りはなぜするのか?」
と思われる方もいらっしゃるのでは、ないでしょうか。
下塗りの効果は、沢山あります。
ここで明暗をとらえたら、後ほどの色塗りでも色でとらえやすくなります。
全体に、下塗りをしたときにイメージが具体的になります。

🎨下塗り前には、揮発性油で薄塗りの地塗りをしておきました。
下塗りで大切なことは、明暗をしっかりとらえるということです。
モチーフを使った静物画を描くときには、、必ず光と影を意識しましょう。
明暗をとらえることは、光を意識するということです。
必ず光のさす反対側に影がつきます。
陰がうまく描たら、モチーフが机の上に置かれている感じが良く表現されます。
陰のない絵をお見掛けすることがありますので、陰は、しっかりと描きましょう。

🎨油絵は何回でも描き重ねることができ、水彩画と大きく違います。
描き換えることもできるので下塗りは、考えすぎないで描き進めましょう。
油絵の下塗りで、明暗を描き分けたら、今度は、明と暗の境目を大きな筆で
撫でつけていきましょう。ぐっと丸みが出てきて、立体感が表現されます。

🎨この丸みが描けるようになると、モデルの顔や、つぼ、花の茎など何でもかけてしまいます。
以前にも書いておきましたが、二次元を三次元の表現にすることは、ここにあります。
この様に簡単な事のようですが、実は一番難しいことかもしれません。

🎨ここでは、下塗りにおける光と影による明暗を意識しましたが、
描き進み完成に至るまで、同じように意識していきましょう。

今回は、下塗りにおけるもっとも大切な絵の本質についてでした。

次回もお楽しみください。😊😊😊



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