ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.1.25 憧れの油絵ー3回で仕上 no.27

前回では、油絵制作を3回で完成の道筋についてでした。

今回は1回目、2回目、3回目と順番でみていきましょう。


🎨第1回目ー準備から地塗り

🌸モチーフをセットします。
   並べたら離れてみてみましょう。モチーフの方向や、光が逆光になっていないか
チェックしてみましょう。バックの方も、布をかけたり、段差をつけたりしてみましょう。

申し遅れましたが、モチーフを並べる時に、テーブルの上にモチーフを直接置くのか
あるいは布を敷くのか、敷くのならその敷き方なども検討しましょう。


🌸デッサンで構図を決めます。
 油絵の特徴は下記重ねていくうちにドンドンかえていくことができます。
この点も水彩画とは大きな違いです。
だがしかし後で変えられるからと言って、デッサンをいい加減にすることはいけません。
決してデッサンの手を抜いてはいけません。

描き途中で迷いが出て、モチーフを動かしたりすると、迷ってしまいます。
いろんな本に【木炭でデッサンしていきましょう。】とありますが、
私流は、いつも【色チョーク】を使います。
濡れたティッシュですぐ拭き取れます。本では基本が出ていますが、私のように自分流を
見つけても良いでしょう。😊

構図が決まり形が取れたら陰影も少しだけつけておきましょう。

🌸下塗りで明暗をつかみましょう。
茶系を使って太い筆でざっと明暗を描き分けます。茶は、イエローオーカーが良いでしょう。
暗い部分にはウルトラマリンなどで描いていくと明暗がはっきりとします。
前回でも、申し上げましたがもう一度思い起こしてください。

目標は、2次元の平面を、3次元の立体表現−−−つまり、つかみ取れるように描けたら
成功への道に進んでいると確信してください。
この目標を絶対忘れないでください。

明暗の境目は大きな筆で撫でつけましょう。
この明暗を手掛かりにすれば、次なる固有色を置く作業日入るとわかりやすいです。


🎨2回目

🌸色の変化を出していきましょう。
🌸絵具を少しずつ厚めに塗っていきましょう。
🌸細部にこだわりすぎないで、大きく見ていきましょう。
🌸奥行が出てきているかも確認しながらかきすすみましょう


🎨3回目  仕上げから完成へ。

🌸細部を突き詰めて完成しましょう。
🌸果物の丸みが、描けているかどうか。
🌸床に置かれたように描けているかどうか
  それには影の付け方が重要です。
🌸前後関係はどうかを見ながら細部を突き詰めていきましょう。
🌸今度は、例えばみかんであれば、ごつごつ感が出てるかどうか見ていきましょう。
手触り―テクスチャ―、つまり質感が出てるかどうか描き込んでいきましょう。
最後に全体を見渡してください。あまりにも色合いが離れすぎていると思ったら、
色を散らしていきます。散らすとは、なんのこっちゃとなるかもしれません、
これはたくさん何枚も油絵を描いていくうちに習得できます。

決して焦らないでください。

🌸最後にサインを入れます。基本、右下ですが、右下に書き込みが多い時は、左下
もありです。
🌸額縁に入れると支えに、1センチ近く隠れてしまいます。
なので、サインを入れる時には1センチ余り上にサインしましょう。
額縁に入れてサインする方もいるかと思いますが、額縁が汚れます。注意しましょう。

サインを入れて額縁に入れるとキャンバスだけ見ていた時より、数段格上に素晴らしく
見えるものです。
さ、完成しました。今度は部屋に飾りましょう。間違ってもひもが見えないようにしましょう。


今回は【3回で仕上】についてでした。
次回は、部分についてです。

次回もお楽しみに😊😊😊

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