ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2023.12.27.あこがれの油絵ーパレット no.10

前回は、筆についてお話致しました。
今回は🎨パレットについてお話していきます。

よく見かける大きな楕円変形に指の穴が丸く空いた🎨パレット
を連想しませんか?

私は、最初普通の大きさの絵具箱にセットでついていた、屏風折れのパレットを使っていました。
しかし、しばらくすると先ほど申し上げたような楕円変形のパレットが欲しくなり
購入致しました。
このパレットが収納できるような以前の絵具箱の倍以上の大きさの絵具箱と共にです。

まず画家らしい道具をそろえたいという気持ちからの、ような気が致します。
ちょっと格好をつけていたのかもしれません。
最初の頃は、油絵の具が粘っこくて、もったりしていてなかなか思うように描けませんでした。

格好をつけてもだめなのです!
これは、困ったと正直思いました。

其の後、ずいぶん時は流れましたが、悪戦苦闘の末に自分だけにしか描けない
油絵の具の粒によるマチエールを身に着けました。

このころには自分流の絵のモチーフとマチエールが合致して、個展を開催したり
有名コンクールでの入選受賞を重ねる事ができるようになりました。

大きな100号以上、130号、150号、それ以上は
2枚連作や、3枚連作、4枚連作と号数を限りなく増やしていきました。

さて話を🎨パレットに戻すと、このように大きな絵となるともうパレットは
市販の木でできたものや、白い紙パレットでは、間に合いません。

平らな市販品は趣味用ですね。10号以下の小さな絵には十分です。

しかし、しかしですね、趣味とはいえ、いちいち描き終えてから🎨パレット
をきれいにして、次回すぐ使えるようにしましょうという件は納得できません。

絵具を捨てることは高価な絵具を捨てる行為です。
市販品は、木のパレットと、白い使い捨ての紙🎨パレットだけです。

今にして思うのですが、周りに立ち上がりが少しあるパレットを私が開発して
売り出したいですね。

何故なら絵を描き終わった後、しっかりラップでくるみビニール袋に入れておけば
次回又使用できます。1週間以上は固まりなく使えます。

私は、現在、大量に絵具を使うので小さな🎨パレットでは、すぐなくなってしまいます。
その上、平な🎨パレットではオイルの調合で垂れてしまいます。

なので、この頃からは、大きなアルミの皿を使うようになりました。
どうしても、垂れないように🎨パレットに深さが欲しかったのです。
立ち上がりのある深さがあると、残った絵具はそのままにして、
ラップをしっかりかぶせます。そして更にビニール袋に入れておきます。

随分日持ちします。1週間以上は持ちます。これは先ほど申し上げました。
違いは、小さい絵の場合も大きな絵の場合でも高価な油絵の具は
捨てないで欲しいです。

アルミ皿の欠点を上げると、パレットナイフをうっかり突き刺してしまうことです。
この点に関しては注意深く扱えば、事無きを得ます。


一般的などのような本にでも、絵を描いた後には🎨をきれいにしましょうとありますが、
これは不経済です。

絶対に絵具を捨てないでください❣


私も生徒さんに随分教えてきましたが、残った絵の具は終了時間近くになると
残り時間を告げて、余った絵具は使用可能な範囲で【捨て絵具】と言っていますが
塗りつけてもらっています。捨てるよりマチエールとして深みが出てきます。

ただし仕上げの時は、出来ませんね。
地塗りや描きはじめに限られますが。

木の🎨パレット、使い捨て白い紙🎨パレット、両方とも
絵具の出し方とか真ん中で混色とかありますが
各自使いやすいように頭を使うことです。

決まりなんかは無いのですから。

以上は🎨パレットについてでした。

次回もお楽しみに!














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