ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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10月28日(土) 絵具いろいろ!

今日は絵具について考察してみようかなと思います。

私は、油彩画の専門家です。絵を描き始めてからズーつと油彩画を放棄したことがありません。

と言うのはアクリル絵の具が開発されて以来アクリル絵の具に移行される方が多くいます。
新世代においては、アクリル絵の具だけと言う方も多いと聞いています。

油絵の具には500年を超える時の流れがあります。
かの有名なモナ・リザや最後の晩餐など全部油絵の具が使用されてきました。油絵の具だけしかなかったので、当然の成り行きです。

さて、時代は移り変わりここ数十年前にアクリル絵の具が開発されました。

耐水性があり、描いてすぐに乾き、水で絵の具を薄められると言う大変便利な絵の具です。手が汚れないし、油絵の具のようにうっかり汚そうものなら、洗い落とすのが大変と言う事がありません。

水性なので水であらえばすぐ落ちる快適さは、たまりません。

アクリル絵の具には2種類あります。
アクリル絵の具とアクリルガッシュです。
それぞれに特徴があります。

アクリル絵の具には透明感があります。
ガッシュは完全不透明で、どちらかと言うとポスターカラーのような感じです。デザインぽいかもしれません。

油絵の具と違い、ラメ調の光る色合いも何色もあります。それらをまぜあわせると微妙なラメ調の色合いが出せて油絵の具よりも色数が多いです。

私はこの、ラメ調は大好きです。

私は、以前100色を超える色数最大ケースを購入して使ってみたことがあります。  

なるほど今風でもちろん金、銀もあって重宝しました。

年賀状、葉書絵などにうってつけです。
なんといっても驚きは蛍光色です。

この蛍光色の、強さは画期的です。化学合成の色と言うか目に染みる色合いです。

分かりやすく申しあげると、ショッキングピンク、とかショッキング黄色とかショッキング○○とついたやつです。

私の子ども教室では潤沢に教室そろえの絵具を使わせていたので、この蛍光色は、重宝しました。

アクリル絵の具は油絵具程、色による値段のサはありません。しかしさすがこの蛍光色は値段が少々高めです。

蛍光色でない紫色なども美しいと思います。

油絵の具の紫などは、アクリル絵の具程の発色はありません。ましてや油絵の具の赤と青を混ぜた場合の紫ときたら、アクリルに脱帽です。

しかし私が油絵の具を捨てないわけは、独特の色の風合いがすき!💛

絶対捨てません!

アクリル絵の具で、メディムを使って油絵風に盛り上げても、やはり違う。

私が油絵を捨てないわけは、長年の間に培ってきた
技術かもしれません。

アクリル絵の具と同様に、油絵の具で描くことができる。これに尽きるかもしれません。

油絵の具はオイルでえのぐを溶かします。なので乾くまでに数日かかります。

動画を見ていると乾燥剤をいれると早く乾きます。と説明していますが、私は乾燥剤は使ったことがありません。乾燥材のシッカチーフは先々ひび割れ亀裂をもたらすかもしれません。

スピード化した現代ではこの乾きの遅さがネックとなっているようです。
私は油絵を描くときには数枚並べて描くので、順番に回して描くことによって、乾きの遅さは気になりません。
絵具もカドミウム系の純色の時、値段が飛び切り
高価になってしまうのも油絵の具の欠点かもしれません。あの一番小さいサイズのチュウブでも一本ナンセン円とするので、アクリルへ移行するのも無理ないかなと思います。金額的には大きな差が出ます。

チントと言って、もどき絵具も油絵の具にはあって
比較的に安く購入できます。

団体展のように絵の大きさ規定がある絵用の対策用でかチューブは比較的値ごろデ購入できます。

しかし私のように長い画歴のもち主であれば、団体展の大きな絵の色合いのチントばかりには???

しかし目が肥えていなければ意味不明でしょう。

この様に油絵の具には秘密が一杯あります。

話せば長くなるので続きは、又次回をお楽しみください。

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