ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.4.21楽しい水彩画ー直描き(花を描く―デンファレ)No.151

🎨✨【前回】はカットグラスを、水彩画ー直描きしました。

🎨✨【今回】は花のデンファレを描きます。
前回までのグラスやマグカップは、硬い質感でした。
しかし花となると生花と言われるくらい、やわらかな質感
となります。
花は時間の経過とともに変化があります。
集中して、素早く描くことも問われます。
美しさへの感動を描き留めたいですね!
花は、グラデーションが多用されることが多いです。

やわらかさをどのように表現するかを、体験しましょう!
静物画を描く時に花が良く描かれます。たくさんの美しい花
があります。どんな花でも描けるように取り組みましょう。
ここでもたくさんの花を描くことによって、花のどういうことがらを
絵で表現したいのかをつかみ取ることができるようになるかも
しれません。(例・生命力、色彩、季節感など)

【水彩画ー直描きでデンファレの描き方】
✨デンファレは私の好きな花です。色も赤紫、白、黄色とあり
ます。特に赤紫はよく購入します。綺麗なだけでなく、その上
長持ちします。ラン科の花はシンビジュウム、カトレアなど多種あって
よく絵のモチーフとなっています。まず、デンファレを描いてみましょう!

❶満開の花、つぼみと🌸花の仕組みを観察しましょう。
※花の絵を描く時に、一番注意したいことは、花の向きです。
手前向きばかりに描くと奥行がなくなるので注意しましょう。
正面向き、横向き、上向き、斜め向きなどの変化があれば、
絵に躍動感も生まれます。
❷あらかじめ大まかな花の位置を決めて、鉛筆で薄く描きます。
❸花にグラデーションを多用するので、描く前に紙を湿らせましょう。
❹たっぷりの絵具で花びらをよく見て、直描きします。
❺白い部分に水を流し込みます。
❻花びらは白い紙の色の隙間を、少し作ります。
❼花の大きさに注意しながら、描き進めます。
❽手前の花を描き、次々と奥の方も描き広げます。
❾花の色が濃い箇所には絵具を加えましょう。
➓枝の伸びを見て、黄緑のつぼみを描きましょう。
茎の根本の方は、色が濃いのですが先端になるほど
色が淡くなっています。絵具が乾かない内につなげていきましょう。
⓫全体を見渡してデンファレの花の濃い紫色には、再度紫色を
加えます。花の中心の白部分から、花びらの先端の濃い紫までの
グラデーションが美しく描けたでしょうか?このグラデーションによって、
デンファレの優美な感じが表現できたと思います。
⓬背景を描く時には、花の周りの輪郭線に添って紙の白色をわずかな幅で
塗り残します。
⓭バックの色はお好みですが、赤、ピンク、紫、白のイメージのある花なので、
デンファレの花を引き立たせるには、落ち着いた色合いのブルーグレーあたりが
お勧めです。もちろん各自のお好みの色の彩度と明度を少し落とした色で、花を
ひき立たせましょう!

※弧を描いた花の茎に添ってバックを描かず、この茎のカーブにクロスするよう
にバックをぬります。モチーフが引き立ちます。
※余談ですが、初心者で静物画のバックを、モチーフに添って塗る方を
見かけます。この描き方だとモチーフが引き立ちません。バックの塗り方に
注意しましょう!
⓮全体を眺めて、違和感がなければ、完成です。

如何でしたか? 美しい花が描けたらワクワクしますね。
次回をお楽しみに❢  (*^-^*)😊😊😊✨  

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