ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.4.20.楽しい水彩画ー直描き(カットグラスを描く) No.150

🎨✨【前回】は、グラスを描きました。
静物画のモチーフとして小物のガラス製品が良く取り上げられます。
グラスをマスターすれば、自信をもって様々なガラスを描くことができます。
いろんなガラス製品をたくさん描いてみましょう。
数をこなすうちにテクニックだけでなく、多くのことが見えるようになります。
「1枚描いて出来た!」と思わないでくださいね。

🎨✨【今回】は、カットグラスを描きます。
グラスの下がすぼまり、ちょうど砂時計の上半分の形と似てますね。
すぼまった足元は、まん丸い形の台座ガラスの真ん中に立っています。
又、ガラスの厚さは、グラスとは違い複雑な厚みがあり、刻み込みが、
なされています。イメージがわきましたか?
静物画にはどちらかというと、カットグラスが良く登場します。グラスよりも
足のついた形が変化に富んでいます。
ワインの瓶とカットグラスとは、とても相性が良いのです。しゃれた感じがします。
ガラスのハイライトや、カットされたガラスの模様などの表現が難しいかも
しれません。ここでしっかりマスターしておきましょう!
カットガラスの形をとるのが、難しい時には、左右対称になっているか
は、絵を逆さまにして確認しましょう。

【水彩画の直描きで、カットグラスの描き方】
❶飲み口の楕円を描きその中に映り込んだ形を塗り残します。
❷たっぷりの絵具は、背景の色です。飲み口の楕円は、バック
を塗るときに白い紙の色で残します。バックは最初は淡く描きます。
❸グラスの輪郭を整えながら、バックを塗ります。
❹グラスの形が左右対称形か、絵を逆さまにして確認します。
❺表面のデザインを優先して描いていきますが、映り込みの
ハイライトを忘れず入れます。
❻グラスの足と本体とのバランスを取ります。
❼本体のガラスの厚みが、グラスのふちに白く表れています。
❽グラスの足を支える丸い形を描き込みます。ハイライトの塗り
残しを忘れずに。バックを塗る時にガラスの厚みを紙の白で、表現します。
❾全体を眺めて、濃く色が見えるところに絵の具を加えます。
➓影の部分に濃い色を加え、明るめの部分は絵具を絞った筆で、
吸い取ります。
⓫細部を整えます。グラスの内部の濃く見える部分にさらに、絵具
を加えます。
⓬ハイライトをより強調するために、暗い部分をさらに濃くします。
⓭全体を見渡して、ガラスの光を感じるように整えて、完成です。

如何でしたか?
白から一番濃い色へのグラデーションが、ものを言います。
ガラスの光が白によってキラキラして見えると大成功ですね。

次回をお楽しみに! (*^-^*)😊😊😊✨





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