ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー＜横浜・緑園都市絵画教室＞

東京都内には、旧宮家の邸宅が、残っています。
朝香宮は戦後に失われた11の宮家の一つです。

東京都庭園美術館は、朝香宮家の邸宅を美術館にして一般公開しています。

アールデコ調で、庭園が館内から広いガラス戸越しに
見えます。ソファに座って庭園を眺めると、都心の一等地とは思えないほどの静寂と、緑豊かな３ッの庭園に心が洗れます。１万坪の庭園です。
ゆっくりと美術品や浅香宮家の所蔵品などを見て、建築物の優雅さに見とれると言った、２倍の癒しを感じました。

歴史的な所蔵品のほかに、建物自体にまず芸術としての価値があります。

旧宮家なので庶民の家庭とは、全く趣が違ってしまいます。
観覧できるところは、全部洋間の洋館作りです。各部屋が広くて天井が高いです。
アールデコ調の曲線美と各部屋にある暖炉には、とても興味が惹かれました。
暖炉は、日本間でいえば床の間に当たります。
なのでよくテレビの首脳会談などに出てくる光景の背後に、必ずと言っていいほど暖炉を背景にしています。
各室、趣の違う暖炉があって豪華な感じがしました。
この時代だと現在のセントラルヒーティングや全館強制排気などは夢のまた夢です。

時代の流れも強く感じました。
有名ガラス作家のラリックのステンドガラスなど各所に
ちりばめられていて、この建築物が美術品のようだと思えました。素晴らしい！　レストランでランチもいただけます。広い庭園に面しているので優雅なランチとなることでしょう。
私は珈琲とケーキを頂きました。庭園に面していますので、ゆったりと時の流れる中で優雅な休憩タイムとなりました。


大正時代の古き、良き時代の建築物は必見に値します。

さてまず芸術作品としての建物に目を見張り、美術館の展示作品も優雅な気持ちで鑑賞出来ました。

美術館と言っても各各目的があります。
●団体展のようにたくさんの絵を展示しなくては
ならないとなると何段にも所せましと飾らなくては
な りません。
●企画展、特別展は比較的飾り方がゆっくりして
きます。しかし観覧者が多く詰めかけます。
●建物自体に価値があり、展覧会も兼ねると言う
のは、この庭園美術館に当てはまります。

夏この美術館を訪れました。期間限定で作品展示があります。
日頃の雑多なことを忘れて優雅な時間を持つのも
ストレス解消に良いことだと思いました。

又、行って優雅な時間を持ちたいと思える美術館です。
建築の芸術的価値などご紹介い致しました。

次回、又お会いしましょう！