ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.4.12.楽しい水彩画ー直書き(リンゴを描く)No.137

🎨✨【前回】は直書きの練習(さいころに文字を描く)でした。
絵の中に文字を描くことも少なからず見受けられます。
ユトリロのパリの街角の看板に文字が描かれていたり、
日本の荻須高徳の風景画にもよく文字が描かれています。
前回は、さいころのような立方体に文字を描き込みました。
四角形の中に文字を書き入れる訳ですが、辺に平行ということは
重要でしたね。

何を描くにせよ、想像画でない限りは、重力の法則に逆らうことは
できません。ニュートンのリンゴを思い起こしてください。
建物などを描く時には特に大切な事柄です。
さいころが机に乗っている状態を前回は描きましたが、たての線は、
ニュートンのリンゴが、落ちていく方向と同様です。

🎨✨【今回】は直書き(リンゴを描く)です。
練習を重ねて、筆使いにも慣れてきたと思います。
今度は、イメージで描くのではなくて、ものを見ながら描いて
いきます。一番身近な果物と言えば、リンゴではないでしょうか?
色、形のみならず、匂い、手触り、味など5感に訴えるような
リンゴを描いてみましょう。

✨モチーフのリンゴをまず、店で選びます。
色と形は絵にする上で大切です。色は、真っ赤より黄色や、緑が
混じった方が、変化があってよいかなと思い、選びました。
リンゴ特有の短い縦筋が入っていたり、点々があったりすると
リンゴの特徴が出せたりするかもしれません。
形は傾いたものは避けて、なじみやすい形にしました。

✨リンゴ選びができたら、今度は描いていきましょう。
❶赤い皮の隙間に見える黄色から書いていきます。
✨この時点で、ハイライトは、残します。
 ※水彩画は、薄い色から、濃い色を描いていきます。
 ※油彩画は、濃い色から、薄いいろを描いていきます。
❷黄色が乾かない内に赤色を乗せていきます。
❸赤の絵具が滲んでいきます。黄色が生きてくるように
赤色を流し込みます。
❹リンゴの形に添って、短めのよく見られるりんご特有の
縦筋を描き込みます。立体感が出て来ます。
❺リンゴが描けたら次に机を描きます。
➏にじんだ 場合に備えて、リンゴとなじみやすい色にします。
❼反射光として影の部分に色を流し込みます。
❽乾かします。
❾リンゴの軸を描きます。
➓影の中のリンゴの模様を描きます。
⓫最後に机の影を塗ります。
⓬リンゴの影の色が際立ちます。
⓭完成です。

思ったよりはやく描けます。直書きだからです。
30分とかからなかったと思います。
※りんごの花びらは5枚です。なので、リンゴのこぶは5個です。
一番身近なリンゴを描きました。
如何でしたか?
次回も果物を描きます。
お楽しみに! (*^-^*)😊😊😊✨



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