ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

横浜・緑園都市絵画教室
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10月21日 (土)国立近代美術館

気温22度の秋晴れの中、東京国立近代美術館に出かけました。皇居のお堀が見えて緑も美しい場所です。
生誕120年を記念して、棟方志功展を開催しています。
土曜日ですが、待たずに入館出来ました。

受付の奥に音声ガイド貸し出しがあり、私は借りました。親切にも「皆さん1時間半くらいゆっくりご覧になっています。」と教えて頂きました。

入口から3分の1くらいは、小品が多かったように思います。戦前にも拘らず古臭いと言う感じは、なかったです。

戦争で東京のアトリエは焼けてしまい、友人のいる富山県の福光へ疎開したそうです。
私の母方のおばが、福光の出身なので興味を惹かれました。北陸地方は浄土真宗が盛んな所です。信仰心と棟方志功の絵画とのかかわりも伺えました。

テレビで絵を描いているところの放映がありました。
とにかく早描きです。これだけたくさんの作品数を描き上げるには、物凄いエネルギーの塊です。

戦後のビエンナーレ受賞のあたりの作品展示は圧巻でした。版木の展示もあって、その大きさに脱帽しました。  
前半は小品が大方ですが、半ば過ぎには大きさに圧倒されました。小ぶりの版画絵でも屏風に仕立てたり掛け軸に仕立てたりすると見ごたえがあります。
額縁よりも見映えがします。
何よりも個性的で、そのエネルギーが桁外れであったのでしょう。

又、海外渡航も目立ちます。ベネチアビエンナーレで最高賞を獲得する国際人となるなど
日本の誇りです。
亡くなる何年か前のインド旅行を希望されたのも仏教画とのかかわりが伺えました。

何よりも、人脈がすごいです。
河井寛次郎や、M田庄司、北山魯山人、柳宗悦その他多くの民芸運動家との交流も国際人となる礎になったようです。
この時代は男性ばかりであると言う点も少し気になりました。
1時間半の鑑賞予定が、なんと4時間を超えてしまいました。

体調に疲れは良くないので、早く切り上げようと思いつつも、取りつかれたように見入ってしまいました。
今日はものすごいエネルギーをとりこみました。

私は感動で胸が一杯になりました。
あなたにこの感動が伝わったでしょうか?

興味を持たれたらご覧になられると、個性的な魅力あふれる作品群に出会えます。

【 棟方志功展 】
●10月6日(金)ー12月3日(日)
●東京国立近代美術館
●開館時間ー午前10時から午後5時
         ※金曜日と土曜日は午後8時
           まで開館。
         ※入館は閉館の30分前まで
●休館日ー月曜日(ただし10月9日は開館)
       10月10日(火)

●観覧料 一 般   1800円
       大学生   1200円
       高校生    700円

  
●音声ガイド 貸出料金 650円
●イベント情報
  ※ドキュメンタリー映画 
     「彫る 棟方志功の世界」上映会
      ⁺アフタートーク
    ・10月7日(土曜日)
    ・ごご2時ー午後3時30分

  ※スライドトーク
    ・11月11日 (土曜日)
    ・午後2時ー午後4時まで


次回もわくわくドキドキ情報を、お伝え致します。

次回もお楽しみください。
又次回お会いしましょう!

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