ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.3.31.楽しい水彩画―色塗りの基本 No.119

🎨✨【前回】は【水彩画の準備】でした。
🎨✨【今回】は【色塗りの基本】です。

✨水で溶いた絵具を紙に書くと、重さに任せて移動しながら
顔料(色の粒)が均等に揃います。紙を傾けると、水がゆっくりと流れます。
紙の凸凹に顔料がたまって、平で描くよりも美しい絵肌が生まれます。
平らで描くのと、傾けて描く色の違いを試しましょう。

✨平塗りー★平にして塗ります。
@筆から紙に絵具が移動していくことをイメージしてゆっくりと筆を動かします。
A絵具の濃さが変わらないようにつなぎます。
B同じ速さでつなぎます。
➃平な紙に絵具を乗せると、水が多い所から少ない所へ、移動します。
D乾いたら、紙は水を吸ったところが波打ちます。塗った面積が広い程
起伏が大きくなり乾き方にムラができます。

✨平塗りー★30度ほど傾けて塗ります。
@傾きを30度にして平な時と同じ濃さの絵具を塗ります。
A絵具の移動が速く、下方に絵具がたまっていきます。
B筆は1方向に塗ります。
➃絵の具が早く移動して下方にたまってしまいます。
D絵の具が流れすぎてしまいます。イーゼルに立てかける時は
※水を少なくして、絵具を濃く溶きます。絵具が流れすぎません。

✨平塗りー★15度ほど傾けて塗ります。
❶画板やパネルの下に本などを置いて傾きを作ります。
❷絵の具を塗った面をつないでいくうちに、ゆっくりと絵具の移動があり
➂ムラが消えていきます。わずかな傾きで、広い面積を均等に濡れます。
❹わずかな傾斜を絵具がゆっくりと移動して、重たい顔料から
紙の目に引っかかります。
❺重さの軽い顔料が紙の上を移動して、紙の目に引っかかります。
美しい絵肌ができます。

透明水彩の楽しさは、絵具の動きや様子を見ながら、水と付き合って
行くところにあります。ゆっくり乾き、できた絵肌は修正不可能です。
この成り行きが大きな魅力です。
※水彩紙の凸凹が、大きく左右します。
※画用紙でなく、水彩紙を使いましょう。
※今回は、色塗りの基本です。色を塗る水彩紙は、
・紙の表面が堅牢
・けば立ちにくい
・描きやすい。
メーカーにより違いがあるので、好みの紙を選びましょう。

如何でしたか?
色塗りの基本は、ほんの少し傾きをつけて凸凹のある
水彩紙を使う所にあります。

次回もお楽しみに! (*^-^*)😊😊😊✨








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