ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.3.30.楽しい水彩画―透明水彩の9っの技法 No.117

【前回】は混色と重色でした。

【今回】は透明水彩の9つの技法についてです。

✨SALT塩技法
水分が残る紙に塩をふると雪の結晶の様な模様が浮かびます。
❶背景を塗る。❷背景はグラデーション ❸背景が乾かないうちに塩を
少々振りかける。❹紙が乾くと独特の模様が浮かび上がってきます。

✨BACKRUNSバックラン
水の逆流を利用してカリフラワーのような模様を作ります
❶背景はグラデーション❷背景が半がわきで、絵の具を筆先に少しとる。
❸模様が自然に広がるのを待ちます。

✨LIFT OUT拭き取り
塗った絵具を浮かび上がらせて取り除きます。葉脈、雲に利用。
❶背景はグラデーション。❷絵の具が乾く前に柔らかい紙で拭き取ります。
❸色抜きが足りない時は再度水分追加します。

✨DRY BRUSH ドライブラシ
絵の具の筆に水分少ない状態にして描くと、かすれます。草、波に利用。
❶筆先を素早く動かし、かすれを利用して塗ります。❷違う色を重ねて
深みを出します。

✨DRIPPING  ドリッピング
多めの水の絵の具を、紙に垂らします。モダン。
❶多めの水で絵の具を解きます。❷解いた絵具を筆に取り紙の上に
垂らします。たらした絵具にストローで息を吹きかけ柄を作ります。

✨SPATTERING スパッタリング
絵の具を飛び散らせる技法です。偶然のなせる業です。
❶絵具をたっぷり出します。❷水を適量含ませたブラシで❶の絵具をとる。
❸目のかい網にブラシでこすり、絵具を紙に飛ばします。ざる、歯ブラシや
ざるを、代用品にできます。

✨GRADATION グラデーション
むらなく濃淡をつけていきます。
❶濃い色から塗ります。❷濃い色が乾く前に薄い色を重なるように
塗っていきます。境界線をぼかします。

✨GRAZING  重ね塗り
同じ色や異なる色同志を塗り重ねて、透明感を残したまま
奥行を出す技法です。
❶濃い色から先に塗ります。❷しっかり乾かしてから、次の色を着色。
❸乾いてから、下の着色の輪郭を崩さないように重ね塗りしていきます。

✨WET ON WET にじみ
水を塗った紙や、乾く前の色の中に、色を落として塗っていく技法です。
❶水を塗った紙に筆先をつけます。はじめの水の乾き具合によりにじみの
広がり方が変わります、。❷滲ませ方の違いでいろんなバリエーション。

以上が透明水彩の9つの技法です。これらを活用すれば、幅広い表現が
できます。ただ塗るだけでなく、この技法を積極的に身に着けて、水彩画
に一味違う表現を取り入れましょう。透明水彩画は奥が深いです。

如何でしたか?次回もお愉しみください。(*^-^*)😊😊😊✨




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