ビジネスブログ | 藤田真理アートアカデミー<横浜・緑園都市絵画教室>

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2024.2.21. みんなのアクリル画ースカンブリング技法 NO.90

前回はアクリル画技法の1つである、スグラフィートでした。
削ったりひっかいたり、下地が見えてくるのも、以外で面白いかも。
しかし下に乗せるアクリルの具の色を計画的に考える必要がありますね。
また、上に乗せる絵具はすぐ乾いてしまうとやりにくくなってしまうので、
絵具の乾きにくいメディウムの使用が必要になってきます。
筆で描くアクリル画にもっと変化が欲しい、というときには試してみる
価値があります。

さて今回は「スカンブリング技法」です。
🎨【scunbling 擦りぼかし】は、乾いたアクリル画の上に不透明、半透明
の絵具をぼかして塗る技巧です。絵ずらの上の層と下の層が響きあい
混合的な効果を醸し出します。
🎨トールペイントでも使用します。絵具の層から下地の色が見えるように
不均一なタッチで描くスティップルに似た技法です。
※スティップルとはー点描法。細かな点の粗密で明暗や立体感を出します。
🎨アクリルは乾燥が早いので乾燥した下地の上では、やりやすいです。
🎨地色の上に乗せる色は計画的に乗せる必要があります。
🎨色調が、微妙になって発色が深まります。絵に奥行が出て味わい深い
アクリル画となります。ただ塗るだけ、色を重ねるだけとは違いアクリル絵の具
の特色が生かされます。
※もとの土台の色を、すべて消さないように気をつけましょう。
🎨豚毛のように硬い筆や布、指などでこするように軽いタッチで描きます。
🎨絵具を薄めて描くこともできます
🎨半透明ぼかしには、艶出し、つやけしメディウムを加えると描きやすいです。
🎨絵が、今一つ思ったようにいかない時にこのスカンブリングやドライブラシを
施すと落ち着きます。

いかがでしたか?長年描き続けていると【この技法を使おう】ではなく、【こうしたい】
と思った結果が、このスカンブリングだったということが多々あります。確かに通り一片
の普通の絵よりも、このように技法を駆使すると絵に深みと味わいなどが出ます。

如何でしたか? 次回もお楽しみください。 (*^-^*)😊😊😊



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